私のパソコンには、一度は思いついて書き始めた、もしくは既に書き終えてあるものの、一般公開を躊躇う何かしらの理由があって世に出さないネタがいくつかあります。
先日の生配信で伝えた、スーパーパチスロ777の元同僚であり先輩原作者の事件の話もその一つです。
そんな、お蔵入りのネタを一つ、今日の無料記事で書いてみたいと思います。
皆さんは「社会的弱者」と聞いて、どんな方を思い浮かべるでしょうか。
「怠け者」・「遊び人」的なイメージをされる方も多いでしょう。
これは謙遜でも何でもなく、ガチガチの社会的弱者の自覚がある私が、実体験と長年の見聞から感じていた事をお話します。
あれは、私がまだ学生を卒業したばかりの21歳だった頃。
当時、家庭用コードレス電話機の訪問販売会社に就職していた事があります。
訪問販売なのでそれなりの値段なのですが、これを買ってもらえる人を見分ける方法を当時の会社の先輩達に教えて頂きまして。
例えば、その家が一軒屋だとすると、屋根の上にソーラーが付いていたりとか、家を建てた後にサイディングが入っていたりすると、それは訪問販売で判子のついた家の可能性が高いらしいのです。
実際、先輩の後ろについて行くと、その先輩が選ぶ家には気弱そうなおじさんがいて、一時間程度のトークだけで高い電話機のローンを組む作業に入っていました。
そういった人を分類する意味で、先輩達は「やってしまうお客さん」と言っていました。
推されると断りきれず買ってしまう人種という差別用語です。
こうした人達は、コードレス電話機に限らず訪問販売には弱いようで、既にローンを組みすぎてお金を払えなくなっている、通称「ブラック」と呼ばれる人達の可能性が高かったです。
おそらく、それを聞いた多くの方達はブラックになった人を「自己責任」と思うでしょう。
しかし、その時に私が感じたのは、この「やってしまうお客さん」も精神疾患の一つなんじゃないかと。
訪問販売の営業をしていると、お客さんから身の上話を聞かされたりもします。
中には自ら「ブラックなので契約は出来ないんですごめんなさい」と教えてくれる方もいたりします。
さらに話してくれる方なんかは、借金を作った理由が以前に勤めていた会社にあったと言われる方もいます。
そういったブラックの方々は、優しい人と言えば聞こえは良いですが、会社の中でも人の面倒を見すぎたり断りきれなかったり騙されやすかったりで、必然と他者より労力や金銭面での負担が増えた結果、社会人として破綻してしまったら
しき性格の方が多かったように感じます。
確か、某一人旅の方も訪販時代にそうだったと記憶しています。
こうした、社会の中で生きられなかった性格のお客さん達を私も訪販時代に多数見てきました。
そういった方の現在は、生活保護を受けたり、人と極力関わらずに済む自営業を始めたりといった方が多いようです。
こうした性格は病気と認められていませんし、矯正する方法も確立されていませんから、それでも生き長らえるにはそうするしか選択肢がないのかもしれません。
パチンコ・パチスロも、こうした社会的弱者の受け皿の一つになっているんじゃないかと私は昔から思っています。
ここ数年、同じ時間を過ごす事の多い佐藤さんにも同じ匂いを感じます。
良く言えば人が良すぎて、悪く言えば社会的弱者により、社会の中で多くの人と関係を持つと性格面が災いして自分が損をしてしまうから、極力人と関わらない世界で人と関わらない立ち回りをしていた方が良いと過去の経験から学んだ人という印象です。
佐藤さんに限らずパチンコ・パチスロ生活者には似た方が多いように見受けられますし、同じような理由で自営の会社を潰して24歳当時に550万の借金を抱え、そのままパチスロ生活者に逃げ込んだ私も間違いなく社会的弱者です。
佐藤さんに限らずパチンコ・パチスロ生活者には似た方が多いように見受けられますし、同じような理由で自営の会社を潰して24歳当時に550万の借金を抱え、そのままパチスロ生活者に逃げ込んだ私も間違いなく社会的弱者です。
とりあえず私や佐藤さんはパチンコ・パチスロという受け皿があったから助かっていますが、前述した「やってしまうお客さん」達のように我々よりも重症の方も世の中には多数いる訳で。
現在、生活保護者数の増加が社会問題になっていますが、こうしたところにも起因しているんじゃないかと思ったりもします。
性格も自己責任と言われればそれまでですが、これが「社会的弱者病」と認定された場合には、また皆さんの印象も少し変わってくるかもしれないなと思っています。
おそらく、多くの社会人の方には共感の得られない話でしょう。
甘ったれるなという感情がわいてくる方も多いでしょう。
ただ、社会が認めていないだけで、人付き合いが病的に弱く社会に溶け込めない者も世の中には多数いて、それはパチンコ・パチスロ生活者だけじゃなく日本中に存在しているという事は認識しておいて欲しいです。
以上、私のパソコン内に長年眠っていたネタの一つでした。
以上、私のパソコン内に長年眠っていたネタの一つでした。